少女漫画へのトキメキ再来

最近、私の中で第三次少女漫画ブームが起きています。

三周回って再びハマりだしています。

 

第一次少女漫画ブームが起きたのは、学生の頃でした。

まだ、何も知らないピュアな学生の時代です。

こんな恋したいな♡みたいな時期です。

世の女性の理想を体現したヒーロー達に恋焦がれ、ヒロインに注がれる言葉にキュンとしたり、とにかく純粋に楽しんでいました。

 

そして、社会人になり少女漫画離れが起きます。

ヒロインに注がれる甘い言葉に気づけばときめかなくなり、なんならクサイセリフに寒気がし、しまいには「私が欲しいのは甘い言葉ではなく休みである。」と謎の思いを抱きだします。要は仕事に疲れていました。うん、心が荒んでいたんですね。

しかしながら、漫画好きなので話題の漫画はチェックして読むみたいなことをしていました。こういう時はだいだい少年漫画へハマります。強さのインフレ最高!!みたいな感じです。

 

そんな時期がしばらく経った後に第二次少女漫画ブームがやってきます。

ブームの要因は当て馬です!!

皆大好き当て馬君。下手するとヒーローよりも深入りしてしまう当て馬君達のおかげで見事に私は少女漫画の世界へカムバックしました。

ヒロインと両想いにならないのは分かっているけれど、応援せずにはいられない当て馬君達。私は彼らに若干上から目線のつっこみをいれつつ少女漫画を見るという新たな楽しみを発見しました。チャンスなのにいい人止まりの行動をしている当て馬にモヤモヤしたり、告白シーンに「お前の気持ちはそんなものだったのか!!」といちゃもんを付けたり、なんだか自由に楽しんでいました。

「隣のあたし」の三宅くんは当て馬界のスターですね。「ひるなかの流星」の馬村エンドも私的には良かったと思います。私は基本的にヒロインの将来の安定性を願うので、魅力的だけどダメンズより安心安全に進むとガッツポーズをします。親目線・上から目線と一体何様なのだと思いますが、エンターテインメントの楽しみ方は自由ですからね。

 

そして再びやってきた第三次少女漫画ブーム。

社会の荒波に揉まれ、現実と理想の狭間でもがく・・・そんな私の癒しとなってくれたのが少女漫画のヒロイン達でした。

「なんでこんないい子が多いのかしら。よーし!!俺が応援してやる!!!」

一人称が変わる別人格が登場するほど愛おしいヒロイン達です。純粋で真っすぐで一生懸命なヒロインの心に触れると、私の気持ちも浄化していきました。

私は可愛い女子の味方。ヒロイン達が幸せになりますように的な感じです。

お気に入りのヒロインは「太陽よりも眩しい星」のさえちゃん、「ゆびさきと恋々」の雪ちゃんです。もちろん他にも沢山います。私としてはヒーローにときめきたい所ですが、しばらくはヒロイン応援期が続きそうです。

 

トキメキトキメキと連呼してきましたが、私が一番好きな少女漫画は「ガラスの仮面」です。何度も読み返せないけどすごい話だったと心に残っているのは清水玲子先生の「秘密」です。この矛盾感は何なのでしょう。

 

まだまだ続く少女漫画ブームを楽しもうと思います!